検体提出方法
- 容器等は「依頼書・検体送付先」項目に入力・送信していただければ、送付させていただきます。
- 料金に関しましては、「お問合せ」欄から依頼していただければ、料金表を送らせていただきます。
【ホルマリン固定材料】
- 切除した検体は、できるだけ早く10~20%ホルマリン水溶液に保存してください。
- 使用するホルマリン水溶液は提出される組織片の最低3倍程度の量を容器の中に入れてください。
- 4cmを超える組織塊は2cm間隔で割面を入れてください。(ホルマリンの浸透速度は最初の1時間で約3.6mm程度です)
- 使用する容器は、広口のプラスチック容器を使用してください。また、ホルマリン水溶液が漏れないように密閉してください。必要であれば、当検査機関から事前に容器を郵送します。
※10%ホルマリン水溶液 :35~37%局方ホルマリン液を水道水またはリン酸緩衝水溶液で10倍に希釈したものを用います。(既製品で10%に調合されているものもあります)
- 切除縁(マージン)の精査 : マージンインクまたは墨汁を用いて着色し、送付書に解剖学的位置を明記してください。
結果の報告
検査結果の報告は、検体を受け取った日から3~7日間とさせていただきます。
※ 容器等は「依頼書・検体送付先」の項目に数量を入れて、事前に送付させていただきます。
【血液塗抹・骨髄塗抹標本】
- 未固定・未染色の塗抹標本を5枚以上送付してください。
また、染色済みの標本(病院で検査用に確認したもので結構ですので、ライト・ギムザ染色、ヘマカラーなど) も同封してください。 - トップページ上の申込用紙の「病理組織検査依頼書」と「検査申込用紙」をダウンロードしていただき、必要事項を記載の上、検体と一緒にご送付ください。
結果の報告
検査結果の報告は、検体を受け取った日から2~3日間とさせていただきます。
注意事項
ホルマリン検体と一緒に郵送する場合、ホルマリン蒸気による影響を避けるため、厳重に密封してください。
細胞診
【液状検体(胸水・腹水・尿)材料】
塗抹標本の場合
捺印標本(リンパ節等)・圧挫標本・その他
※注意事項
細胞数が少ない場合は、1500回転で5分間、遠沈し、上清を捨て、沈査を塗抹して乾燥させた状態で提出してください。
結果の報告
検査結果の報告は、検体を受け取った日から2~3日間とさせていただきます。
【針穿刺吸引・スタンプ(組織)材料】
捺印標本(リンパ節等)・圧挫標本・その他
穿刺吸引物は、スライドガラスに吸引した細胞を吹き付け、2枚のスライドガラスですり合わせて細胞を均一にすばやく塗りつけます。
スライドガラスに塗抹あるいはスタンプ作成後、ドライヤーの冷風などを用いて直ちに完全に乾くまで十分に乾燥させてください。検査のためにすぐに弊社へ送付いただく場合には、固定の必要はありません。
結果の報告
検査結果の報告は、検体を受け取った日から2~3日間とさせていただきます。
セルブロック検体の作製もします。
組織診断と同様にホルマリン固定したパラフィン包埋ブロックを作製します。
体液をスピッツ管に入れ、3000回転で5分間遠沈後、上清を捨て、沈渣物があることを確認し、沈査物の体積に対して10倍量程度の10%ホルマリン液を入れてください。結果報告は、ホルマリン固定材料と同じ3~7日間です。